電気主任技術者 技術メモ

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DGR試験中の逆昇圧による事故

DGR

トラブル内容

  • DGRの試験中、VCBトリップ用電源と、DGR制御用電源の2つに電源を供給しながら試験する予定であった。
  • 通常運用では、トリップ用電源はMCCBから、DGR制御電源はVT2次側から供給されていた。
  • 該当MCCBをOFFにして2次側へ電圧供給し、かつVTTから電圧供給したが、VT2次側とVTTの間にあるヒューズを外し忘れていたため、VT2次側にAC100Vが印加され、VTで昇圧され、高電圧が高圧母線に充電される事態となった。

原因・予想

  • 高圧VT2次側とVTTとの間にあるヒューズの存在を忘れていた

対策

  • 目視で線番を追い、VT2次側の線番とVTTの線番が一致することを確認する
  • 停電前に現場をよく見て把握し、VT2次側のヒューズの存在を認識する
  • VTTから供給せずDGRのP1P2を離線して本体に直接制御電源を印加する

高圧VT2次側の配線例

高圧VT2次側の配線例

その他

  • DGRには、電圧引き外しタイプ、OCRとの電流引き外し併用タイプ、自己保持タイプなど様々あるので試験時は要注意。
  • ヒューズを外しても、P1とP3の2つの回路を切るだけであり、P2(VT2次側の中間)には接続状態なので、メガーで確認してもゼロになってしまう可能性あり。

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